ごりごりごりごり


「おい人の部屋で何してんだお前」

「やぁ留三郎。見て分かりませんか薬を作っております」

「伊作は?」

「伊作は新野先生に呼ばれて医務室です」

「珍しいなお前がついて行かねぇの」

「ふふーん」

「なんだよ上機嫌だな」

「………ふふふ…これの続きをやっておいてくれないかって!任されたからね!!伊作!!!に!!!」

「声でけぇよ!興奮すんな!」

「ごめんねもう伊作の部屋に一人でいてもう昂っちゃって昂っちゃって」

「俺の部屋でもあるけどな。そわそわすんな鼻息荒い」

「ふふふふー薬上手につくって褒めてもらうんだー」

「そうかよ…上手にできるといいな…」

「わぁありがとう名前!って笑顔で頭撫でてもらうんだ!うひょー!!」

「わ、分かったから落ち着けよ薬こぼれるぞ」

「はっ危ない危ない…こぼしたら伊作しょんぼりしちゃう…でもしょんぼりもかわいい…忍術学園に舞い降りた天使…」

「危ないのはお前の脳みそだろ昔から知ってたけど」

「留三郎…」

「何だよ…」

「ご……」

「ご…?」

「ご褒美何が欲しい?って耳元で囁かれたらどうしよう…!」

「…絶対ないから心配すんな」

「伊作が!欲しい!!です!!!きゃー!!!!」

「うるせぇぇぇぇぇ!!」






(ただいまー)
(!!おい伊作なんとかしろこのうるせぇの!)
(黙れ留三郎。お、おかえり伊作、薬できたよ!)
(わぁ、ありがとう名前!助かったよ!)
(!!!!!!あああああ頭撫でられたー!!撫でられた留三郎ー!!!)
(だから声がでかいんだよ!!よかったですね!!!)

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