「DIO!DIO!」
「何だ騒々しい」
「初日の出ー」
「……」
「ぎゃっ痛い!!何で叩くの!」
「いきなりベッドの陰から頭を出してくるお前が悪い」
「そのもぐら叩き思考やめて…頭割れるかと思った」
「赤い帽子まで被って準備万端じゃあないか」
「頭を守るために被ったわけじゃないしお日様だし」
「…お前は本当に暇な奴だな」
「初日の出を拝めないDIOのために準備してみた」
「…ほぉ、なるほど」
「くすりとでも微笑んでもらえたらよかったのにまさか叩かれるとは」
「お前が悪い」
「わ、分かったって…二回も言わなくても」
「…ふぅん、なんだ、つまるところお前は…俺の太陽になりたいと、そういうわけか」
「えっ」
「……」
「それはちょっと」
「……」
「また叩いた!!」
「お前が悪い」
「これもか!ごめんなさいね!!」
(太陽になったらDIOを死なせちゃうわけだからなりたくはない)
(…そのままを捉えるんじゃあない)