「ぎゃー!!」
「…あなた本当に女子ですか」
「ちょ、トキ、トキヤまじむりまじむりトキヤ」
「私がむりみたいに言わないでください」
「やだやだやだもう変えよう?チャンネル変えよう?」
「断ります」
「断りませんよ!リモコンどこ!こんなホラー見て楽しむなんてできるか!私Mじゃない!」
「ほぉ、ではSなんですか?」
「何でそこくいついた!Sはトキヤですこれ最低のSという意味も含む」
「音量あげましょうか」
「やぁぁめぇぇてぇぇぇえぇぇ」
「近所迷惑になりますのでお静かに」
「ごめんなさいもう悪口言わないトキヤ大好き」
「はじめからそう言いなさい」
「(なぐりたい!)」
「手ぐらいなら繋いであげてもいいですよ」
「トキヤ様!」
「手だけでいいんですか?」
「できれば全身包んでください!」
「!」
「全力で思い切り隙間なく包みこんで…!」
「………」
「何で自分の顔覆うの!違うよ!わたしだよ!わたしの全身だよ!」
「落ち着いてください」
「落ち着いてるよ!」
「……まったく………………どうなっても知りませんからね」
「どうかなるの!?」
ホラー映画のことで頭がいっぱい