「ほっほっ」

「…何してるんだよ」

「目潰しの練習!」

「こえーよ笑顔でお前まじ」

「最近変質者が増えてるからってりんごちゃんが護身に教えてくれたんだーはっほっ」

「そうかよ…でも危ないから廊下でそんなスポ根ぽく素振りしてんなよ誤って誰かにきめちゃったらどうすんだよ」

「トキヤ通らないかな」

「おい死ぬぞ」

「まだ生きたい…じゃあきんてき?の練習しよう」

「まてまてまてまて」

「何」

「じゃあでも何でもねぇだろ」

「あ、翔ちゃん練習台になってくれる?」

「ならねぇよやめろ構えんな!」

「九割冗談です」

「残りの一割」

「護身は大事だってりんごちゃん言ってたから…練習だよ練習!」

「俺の身も大事にしてください頼むから!練習でも本気だろお前は!いやいいことだけどな!いいことだけどいくねーよ!」

「どっちなの」

「もういいお前は変な奴にあったらとりあえず逃げとけ!そんで全力で助けを呼べ!」

「…助けてくれるかな」

「助けるだろ普通」

「翔は普通に助けるだろうけど世間は冷たいよ…視線あわせたら死ぬくらいの勢いで目そらしてくよ絶対」

「そ、そんなことねぇ…だろ…多分」

「多分」

「多分」

「…」

「…」

「よし金的の練習しようか」

「俺が全力で助けに行かせて頂きます」



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