「…」
「難しい顔をしてどうしたんです?」
「トキヤと中身入れ替わっちゃったらどうしようって考えてた」
「…引っ叩いていいですか?」
「いいとか言う人よっぽどのMだよやめて!」
「どうして貴方はそんなにくだらないことばかり考えるんですか…馬鹿なんですか?死ぬんですか?」
「生きる!」
「…」
「引っ叩かれた…」
「どうでもいいですが私は貴方と入れ替わったらとりあえず落ちます」
「とりあえずどこに!?やめて私の身体大切にして!!」
「貴方はどうするんですか?」
「…とりあえず…おはやっほー!って言いながら全部の教室突入しようかな」
「…」
「いたたたたたた頭握らないで痛い!!」
「そんな日は一生来ないことを祈るばかりです」
「冗談だったのに…」
「笑えません」
「でも入れ替わっちゃったらトイレとお風呂が困るなぁ」
「…まだ考えてるんですか」
「男女だからな…」
「…」
「音也にやってもらうしかないかぁ」
「!!!?何でそうなるんですか…!!!」
「や、だって同室だし…私トキヤの身体洗うのはちょっと…」
「音也に洗ってもらう方が嫌ですよ!!想像しただけでも気持ち悪い!」
「はっ私同室いないからどうしよう…私洗いにいってもいいかな…!」
「だっ駄目に決まっているでしょう!!どういう絵面になるか分かっているんですか!?」
「う…大丈夫だよ!誰も見てないよ!」
「そういう問題ではありません!」
「そんな何があるわけじゃあるまいし…」
「そりゃ中身入れ替わってるんですからあるわけがありませんけど…」
「入れ替わってなかったら?」
「………………………ありませんよ」
「何その間」
「いえ……………何でもないです」
「何どうしたの……でもそんな洗い合い展開きたら私お嫁にいけなくなっちゃう」
「そうですね…」
「男の人に身体洗ってもらったことあるとかとんでもないわ…」
「…私だって貴方次第で男に洗ってもらうことになるんですからね…」
「…」
「…」
「やっぱり入れ替わるなら女の子とだな」
「そうですねそうしてください」