「今年も伸びてない…」

「150か」

「…翔何センチ」

「………161」

「伸びてないね!」

「うるせぇよ!」

「せめて160欲しい…!」

「せめてのくせにおこがましいな!」

「翔は何センチ欲しいの?」

「え………180…とか…?」

「…………」

「可哀想な目で見るなよ!分かってるよ!」

「翔がそんなに大きくなっちゃったら私嫌だなぁ」

「何でだよ男は背高い方がいいだろ」

「そんなものかな」

「かっこいいしさ!」

「ふーん」

「それに女子ってさ…ちっちゃい男が、か、彼氏とかさ…嫌…だろ?」

「…」

「嫌だよな…」

「私は別にちっちゃくても気にしないけど」

「えっ」

「私もちっちゃいし…翔くらいの高さがちょうど良い気がする」

「そ、そう、か?」

「あんまり大きいとちょっと怖いし」

「そうか…!」

「まぁ私の意見だけど…身長気にする女の子好きになっちゃったらどうしようもないよね…」

「…」

「…ごめん参考にならなかったかな?」

「…いや、そんなことねぇよ………俺、は…お前がいいなら……いいし」

「え、」

「…」

「翔…?」

「これから!ぐんぐん伸びる予定だけどさ!」

「!そ、そうだね!」

「でもやっぱり…お前がいいなら…いいっていうか…今はこのまま、でも……えーと…だから…その………………」

「…」

「―――っ名前!!!」

「はっはい!」

「……好きだ」

「………………!」
















(手なんて握っちゃってオチビちゃん意外と大胆だよね)
(どうでもいいですけど皆が身長体重測ってるこの部屋でよくあそこまで盛り上がれますね)
(かわいいじゃないか。ま、ボスは今診察にご執心だから大丈夫さ)
(そういう問題ではありません…!)



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -