食べちゃうぞが冗談に聞こえません 3/6



「ピストルズ達も待ちきれないみたいだし…乾杯しちゃう???」

『ハヤクーハヤクーッ!!』
『ハラヘッター!』『モウゲンカイダゼミスター!』

ミスタに向かって各々意見を述べているピストルズに、ミスタは「まぁ待て待て!」と宥め始める。


いつの間にかフーゴがみんなにワインをついでくれていたようだ。

ありがとうフーゴ。
今更そんな女子力も発揮しないゆきは、素直にフーゴに感謝する。


ゴタゴタの末、パッショーネのボスにはジョルノがなった訳だが、やはりチームのリーダーはブチャラティだとジョルノを含め皆が認めている。

その為、皆の視線がブチャラティへと集まった。


「…そうだな。ワインも用意出来たからな。」

ブチャラティは綺麗な仕草でワインを持ち上げ、小さく咳払いをする。

それに合わせ、皆グラスを持ち上げた。


「ジョルノのパッショーネの入団と…新生パッショーネの門出を祝して…乾杯ッ!!!」

「「「「「「「 乾杯〜〜〜ッ!!! 」」」」」」」


部屋にグラスの軽快なぶつかる音が響く。

それぞれがワインに口をつけた。


それからお腹がすいている事もあり、皆しばらくは食事に集中した。


ナランチャがお行儀悪くチキンを食べるのに対しフーゴが注意し喧嘩が勃発したり

ブチャラティとアバッキオがお酒の飲み比べを開始したり

酔っ払ったミスタに鬼絡みされジョルノに助けを求めるゆきに、何故か飲み比べをしているブチャラティがスティッキィ・フィンガーズにてミスタの口を塞ぐ。

そして苦しくなり暴れ始めるミスタ。それを見たジョルノが笑ったり。


徐々に酔いが回り、ネアポリスで1番ではないかという位の騒がしさとなったのだった。

 

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