就職先は〇〇です! 2/2
パッショーネのボスの彼女なのだから、別に働かずとも生活出来るのに、ゆきは気になるようだ。
ジョルノは顎にてをあて、少し考える仕草を見せたあと、閃いた!とでもいう様にニッコリと顔をあげた。
「なーんだ、簡単じゃあないですか。」
ジョルノはふふふと笑いながらゆきを見た。
「僕と、結婚すればいいんです!」
「…へ???」
突然言われ、驚きで口が塞がらないゆき。
「ちょ、ちょっと待って…。私、幻覚を見てる?」
「幻覚って言うより、幻聴だと思いますけど…。幻覚でも幻聴でもないですよ。」
「だからって!!!!」
ジョルノは理由が分からないという顔をする。
「僕はゆきが好きで、ずっと一緒に居たいと思ってます。…ゆきは、無職じゃあ無くなりたい。つまり、結婚すれば無職じゃあなくなります!!!お互いの目的が叶いますよ!!!!!!!」
キラキラした目で言われ、何も言えないゆき。
「ね、いいですよね???」
なんて可愛くジョルノに言われてしまえば、もちろんジョルノを好きなゆきは断れるはずもなく…。
「は、はい…。」
本当は飛び跳ねるほど嬉しかったが、急すぎて体はついていけず、ぎこちなく頷く。
ジョルノは私からの返事を確認したあと、とてもとても嬉しそうに微笑んだ。
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「これからもずっと一緒ですねゆき!結婚式はどうします?あ、ご両親にも挨拶行かないとですね!」
「ちょっとごめん、展開が早すぎてついていけない…」
この後、ジョバーナの姓になった庶民派なゆきは、どこに行ってもvip対応をされる事になり目を回すのであった。