飲みすぎにご注意! 3/3
「ジョ、ジョルノ…。同情させちゃったんならごめんね…。私に、そんな気を使わないでいいよっ!!!!」
胸の前で手をブンブン振るゆきさん。
「同情なんかじゃあ、ないですよ。…ちゃんと僕はゆきさんが好きです。」
ゆきさんの目を見て言う。
さっきよりもゆきさんの顔は真っ赤だ。
「それに…。好きじゃあない人を、介抱なんか出来ないですよ。僕はゆきさんと少しでも仲良くなりたかったから、介抱したんです。」
「ジョルノ…。」
「僕じゃあ、だめですか????」
そう言って、手を握る力を少し込める。
「…ジョルノ、今の、キュンってした…かも。」
繋いだままの手をゆきさんは、顔へと持っていきその紅くなった頬を隠す。
「それは、OKだと思っていいんですか???」
そうゆきさんに問う。
「…酔っ払って覚えてないなんて、言わない???」
「ゆきさんこそ。」
「…言わないわよ、年が離れてるからって気づかないフリしてたけど…私だってジョルノの事、好きになっちゃったんだから…。」
「ゆきさん、可愛いです…」
「ジョルノこそ…っ」
そうやってふたりはようやく想いを実らせたのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「う、ジョルノ…。きもぢわるい…。」
「待って待ってゆきさん!またですか!!!!」
付き合っても相変わらず介抱するジョルノであった。
「飲みすぎにご注意!ですよ、ゆきさん!!!!!」
「…はい。おっしゃる通りです、ジョルノ様…」
ーーーーそして、ジョルノには頭が上がらないゆきさんなのであった。