飲みすぎにご注意! 2/3
僕は適当にワインを注文し、ゆきさんの隣に座る。
お互い、たわいもない話をしながらどんどんお酒を飲んでいく。
僕もほろ酔いくらいになってきた頃。
「ジョルノはさ〜まだ若くていいよねー…。私なんか、もう結婚しろ結婚しろ周りがうるさくてさ〜!」
そう、突然悲しそうな顔で言うゆきさん。
「どうしたんですか急に…。」
「私だってさー!結婚しようと思った相手のひとりやふたりくらいーーー!!ふたりはいないけどさーーー!!!」
「ちょ、ちょっとゆきさん!声が大きいです!声が!!!」
ゆきさんは机にうつ伏せる。
「どーせ私なんか、一生結婚できないのよ。一生1人で生きていくんだわ…別にいいのよ…」
ぶつぶつ1人で喋っている。
「そんな事ないですって、ゆきさん。しっかりしてください!」
「いいのだよ、ジョルノ君…。私の事、あざ笑ってくれていいのだよーーー!!!」
もうゆきさんは手をつけられない状態になっている。
そんなゆきさんを見てなのか、それとも僕も酔いが回ったのか…。
つい口から、ポロリと言葉がでた。
「それならゆきさん。僕と結婚してください。」
「いいのだよ、ジョルノ君…。……って、え!?????」
ガバッと起き上がるゆきさん。
ほんのりほっぺたが紅くなっており、目元も潤んでいる。
それがなんだか扇情的で、僕はドキっとする。
「い、いまなんて???き、聞き間違いだよね???」
テンパっているゆきさんを見ながら、僕はもう一度言う。
「僕と結婚しましょう。ゆきさん。」
そう言い、ジョルノはゆきの手をとる。