彼女はスイーツキラー 5/5
「ジョルノ…。」
「だからゆき、お願いです。これ以上僕に隠し事はしないでください。ゆきの全てを僕は知りたいんです。」
ジョルノの真剣な瞳がゆきを見る。
「ジョルノ…わかった…。もう二度と隠し事なんてしない。誓うわ!!!」
「分かってくれればいいんです。…さぁ、ゆき。遠慮しないでどんどん食べてください!!!!」
そう言ってジョルノは席を立ち、ゆきの為へとスイーツを次々に取ってくる。
「ね、ねぇジョルノ…気持ちはありがたいんだけど、もうこれくらいで大丈夫だよ???」
「ゆきが美味しそうに食べる顔が、たまらなく可愛い事に気づいたんです…!!!!むしろ食べてる姿をもっと見せてください!!!!!」
「え、なんか思ってた展開と違う!!!!」
ニコニコと微笑んでくるジョルノに何も言えず、ひたすら与えてくれるスイーツを食べ続けるのであった。
大好きなジョルノに嫌われなくて本当によかったけど、なんか…違う!!!!
「ゆき…可愛い…」
こうして2人はそのスイーツバイキングで、スイーツキラーというあだ名をつけられ、一躍スイーツ業界で有名になったのであった。
「全然嬉しくないーーーーーっ!!!!!」
「ほら!ゆきもっと食べてください!!!!」