彼女はスイーツキラー 4/5


席に戻ってから、それはゆきは凄かった。


目にも見えぬ速さで次々と、さっき取ったスイーツを口に入れていく。


ジョルノがプリンを半分くらい食べた時。

ゆきはテーブルいっぱいあったスイーツ達が、半分になっていた。


もしかして、ゆきが恥ずかしがっていた理由って…。


しばらくしてスイーツを全て食べ尽くし、我に返ったゆきは後悔に苛まれた。


「わあぁぁ!!!!ジョルノ、ごめんっっ!!!!」


顔を手で抑えて真っ赤な顔で謝ってくるゆき。


「私、いつもなんでかスイーツを前にすると…我を忘れてひたすら食べてしまうの…。

でも定期的に食べないと、気分悪くなっちゃうし…。」


ずーーーーーん、と音が聞こえそうな程落ち込んでいるゆき。


「いえ、いいんです。…むしろ、こんなに長く僕はゆきと一緒にいるのに知らなかった。…その事が僕は凄く悲しいです。」


「…ジョルノ、ごめんなさい。こんなスイーツばかり食べる女なんて、嫌いになっちゃうと思ったから…中々言えなくて…。嫌になったでしょ???」


「そんな事ないです!!!!!!いっぱい食べるゆきも、魅力的です!!!!どんなゆきでも僕は好きでいれる自信があります!!!」


ジョルノは胸を張っていう。

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