ご飯を食べよう! 2/3
具材が美味しそうにグツグツとしている。
何回か混ぜ合わせ、更に叩くとゆきの好みの具合に出来上がった。
「よし!完成〜〜〜!!!」
「とても美味しそうだな。」
「でしょでしょ!じゃあブチャラティ、この小さいヘラを持って!」
ブチャラティに小さいヘラ、所謂"はがし"を渡す。
「…なんだァソレは???」
再びミスタ達は首を傾げる。
「それを使ってすくって食べるのよ!…こんな風に!」
鉄板にはがしを直接あて、もんじゃをすくう。
そしてはふはふさせながら食べる。
「あ〜、やっぱおいしい〜〜〜!!!」
「口の中、火傷しそうですね。」
フーゴがまるで自分が熱いものでも食べた様な顔で言う。
「まぁまぁ、物は試しよ!みんな食べてみて!」
そう言って、ミスタとフーゴにもはがしを渡す。
3人は恐る恐るといったように、もんじゃをすくう。
そして各々、熱々のもんじゃを口に運ぶ。
「あっちィッ!…でも、うんめェーーッ!!!」
「これは…うまいな。さすがジャッポーネだぜ。」
「見た目と違って味はしっかりしてますね、美味しいです!」
3人からとても好評で嬉しくて頬が緩む。
そして扉を勢い良く開く音が聞こえ、ゆきは扉の方を振り向いた。
「なんだァこの匂いッ!!腹が減るじゃあねーかよ〜!」
「本当だ、すごい美味しそうな匂いだ。」
「服に匂いがついちまうじゃあねェか…」
この場にいない、残る3人がようやく帰ってきたようだ。
「あ!ナランチャ、ジョルノ、アバッキオ!おかえり!!!今ね、もんじゃパーティしてるの!」
匂いに引き寄せられる様に、3人はホットプレートの前へと歩いてくる。