いつでも一緒! 6/6


ミスタはようやくはっとした表情になり、嬉しそうな顔になる。

そして少し恥ずかしそうな表情になったあとポリポリと頭を掻きながら、はにかんだ。


「お、お願いします…。」

おもむろにゆきの隣へと移動したミスタは、少しだけ頭を垂らし、膝の上へと両手を置く。

ゆきから頭をよしよしされるのを待っているのだ。


「(…可愛い。)」

ミスタの可愛い姿にゆきは微笑みながら、頭を撫でる。

大人しく撫でられるがままになるミスタであったが、ちらりと見えるその表情は幸せそうに破顔していた。


その2人の様子は微笑ましく仲睦まじい、まるで付き合いたての熱々カップルの様であった。


しかしイチャイチャする姿をもう幾度となく見さされ続けている、ジョルノ、フーゴ、アバッキオは今日1番に冷めきった目を2人に送るのだった。


「…オイ、あのバカップルはどうにかならねェのか。」

「さぁ…。でももう慣れてしまいました。なんか、いつもの日常感があって無駄に安心感があります。」

「きっとブチャラティと、ナランチャが帰ってくるまではあのままですよ。我慢だ、アバッキオ…。」


美味しいお菓子を取り合いながら、騒がしくも食べているピストルズの声が部屋に響く中で、3人は一斉に長いため息を着いたのだった。

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