いつでも一緒! 5/6


「うるさいうるさいうるさーーーーいっ!!!」


ゆきに怒鳴られたミスタとピストルズは、一斉に肩をビクリと跳ねさせる。

「…ピストルズはあっちでおやつ食べて来て!!!」


部屋の片隅にある、机の上に広がるお菓子の山を指さす。

きっとナランチャのお菓子だろうが、この際気にしない事にした。

『ゆきガイウナラ…。』

『うえぇ〜〜ん!ゴメンヨォゆき〜〜〜ッ!!!』

『ウルセェゾ!モウナクナNO.5ッ!!』

素直にお菓子の机へと移動していくピストルズ。

その姿を目で追った後ゆきは次に、ミスタの方へと向き合おった。


普段優しいゆきに睨まれてしまい、ミスタは小さくなっていた。

「ご、ごめんなさいゆきチャン…」

ミスタは頭と両手を床に付け、ゆきの前で所謂日本の"土下座"スタイルで謝る。


必死に頭を下げるミスタを見たゆきは、次第に笑いが込み上げてきてしまう。

その笑い声が聞こえ、ミスタは顔を上げた。

「…は?」

ふふふ、と可愛いらしく笑いながらゆきは答えた。

「ごめんごめん、やっぱりミスタって可愛いなって思って…。ほら、よしよししたあげるからおいで〜?」

ぽかんとした様子で未だ顔だけ上げた、土下座スタイルでゆきを眺めるミスタ。


「よしよし、しなくていいの?」

そう言いながらゆきは首を傾げた。

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