03




「ちょっと待ってよ、魔法使いさん」











ケラケラと楽しそうに笑う声が後をつけてくる。
















『なんですか、ストーカーさん』












わたしがそう言い返すと、ストーカーはひどいなー、とその人は頭をかいた。













『あんまりしつこいと女に嫌われますよ』











「あいにく女で苦労したことは無いんでね」









『まあ、そりゃアナタの顔をみたらわかりますよ』











整った顔に桃色の綺麗な髪、女の子が放っておくはずないだろう。














でもその綺麗な顔の下にあるものをわたしは知っていた。









宇宙海賊 春雨の第七師団 団長、夜兎族の神威。







そこらの奴らなら、その名前を聞いただけで逃げるくらいの人物。












そんなやつに、わたしは喧嘩を売ってしまったのだ。




[ 3/7 ]

[*prev] [next#]


[Dream Top]




「#お仕置き」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -