次に目を開けたときには、さっきと違う天井が広がっている
『・・・いてて・・・』
ズキンと頭に鈍い痛みが走る
スン、と息を吸うと、消毒の匂い
白いシーツに白いカーテン、
ああ、ここは保健室か
「あ、おきた?」
おはよ、といってカーテンをあける神威くん
『わたしどうしたの?』
教室の天井から記憶がない
「教室で倒れたんだよ」
そういってにこりと優しく微笑むと、神威くんはわたしの後頭部を優しく撫でる
「倒れた拍子に頭をおもいっきり打ってた」
『・・・なんで助けてくれなかったの』
「月子ちゃんが倒れるのに見とれてた」
『意味がわからない』
あんまり綺麗に倒れるんだもん、そういってクスクス神威君は笑った
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