『あ、アレンくんのおでこにも、お星さまがあったね』


「ぼくのは、全然きれいなものじゃないですけどね」


『そんなことないよ!星の王子様みたいですてき』



ちょっと例えがメルヘンすぎたかな?



いってから、急に恥ずかしくなって、次に繋げる言葉を必死に考えていると、アレンくんが突然空に手を伸ばす。










「つかまえた」










『?』







私の前で広げられた手には、飴玉がひとつ







「王子からのプレゼント、です」







包みを広げると、月の光で輝く黄色い星の形のあめ





―ぱく







「どうですか?」




『・・・おいし』






クスっと笑って、それはよかった、と空を見上げるアレンくん










わたしは、この味を一生覚えていようとおもった





(お星さまの味は、甘酸っぱいレモン味)









◎あとがき
七夕感があまり出てませんが、天の川をだしました。
初のアレン君のお話。ちゃんとまとまってるのでしょうか?
紅子さま、最後まで読んで下さり、ありがとうございました!




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