「そんなところで何してるんですか?紅子」
ふと後ろを振り向くと、ねているはずのアレンくんが立っていた
『あれ、起こしちゃった?ごめんね』
アレンくんは心なしかムスっとしている
「起きたら紅子がいなかったから、びっくりしましたよ」
『ごめんなさい』
そういって笑ってみる
「そんなかわいく笑っても許しませんよ、心配したんですから」
そういってわたしの隣に座るアレンくん
アレンくんの隣が、一番おちつく
『ほら、みてアレンくん。あそこだけ星がいっぱいなの』
アレンくんは、わたしが指をさした空を見上げる
「本当ですね、きれいだ」
彼の機嫌も、直ったようだ
「紅子と見れて、うれしいです」
そういって、へらっと笑っている彼が、すごく愛おしい
わたしもつられて笑ってしまう
[ 3/4 ][*prev] [next#]
[Dream Top]