『きゃあぁぁぁぁ!!!』







夜の屯所に響き渡る悲鳴。











―バタバタ




「どうした菊子?!」





わたしの悲鳴を聞いて、土方さんや近藤さんがわたしの部屋に駆けつけてくれた。








『ふ、ふとんに・・・!!』







菊子の震える手が指差した方向をみると、菊子の布団と、その上にかかっている大量のマヨネーズ。






「「な、なんじゃこりゃァァァ?!」」





その傍らに転がっている空のマヨネーズの容器に“土方”と書いてあることから、おそらく土方さんのマヨネーズたちだろう。













「なーにやってんですかィ、土方さん。いくら菊子が好きだからって、マヨネーズを布団にかけるこたァないでしょう?」





ひょっこり現れた沖田さん。





「いや、明らかにこれやったのお前だよね?!」




「言い訳は見苦しいだけですぜ?」



「総悟ォォォ!!!」





悪びれる様子も無く、土方さんを犯人に仕立てようとしている。





これじゃあ、埒が明かない。












『沖田さん!正直にいってください・・・!犯人は、だれですか・・・?』












沖田さんは、チラっと私を横目で見た後、ニヤっと笑って口を開いた。










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