私は、立花屋という居酒屋で働いています。
お給料はそんなによくないけど、生きてくために四の五のいってられません。
毎日身を削って働いております。
「オイ菊子!!“華の間”にまだ料理だしてねぇじゃねぇか!はやくいってこいこのバカ!!」
『・・・はーい、いますぐ!』
正直、オヤジさんとうまくいってません。
でも、生きてくためには、我慢も必要なのです。
久々の休み。
家でゴロゴロしていると、ある人が家を訪ねてきた。
―トントン
「だれかいやすかー」
なんともやる気のない江戸っ子口調
だれだかわからないので、私は無視をする
「あり、土方さん、留守です、帰りやしょう」
「馬鹿野郎、居留守かもしれねえだろ、もっかい呼んでみろ」
「ヘイヘイ・・・、すいやせーん、いるなら返事しろーィ」
なんだか厄介そうなので、そのまま無視しよう
少ししたら、その人たちは帰ったようで、玄関から音がしなくなった
ほっとして、私はTVをつけようとする
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