―ぐい






『ぐあっ』




沖田さんに腕をつかまれて、止められてしまった。





「挨拶もなしにどこいくんですかィ」




『あ、おはようございます』




「遅ェよ」





ぺちん、とおでこを叩かれると、クスクスと笑い声が聞こえる。






「総ちゃんはこの方と仲がいいのね」





あの女の人だ。





ん?


総ちゃん?




どんだけ仲いいんですか。


どんだけ可愛いあだ名つけられてんですか沖田さん。










じりりと沖田さんをみると、あぁ、と思い出したように口を開いた。





「そーだ、菊子にも紹介しといてやりまさァ」








え、なに、この人を紹介されるの?わたし。








・・・明らかに彼女でしょ。



だって仲よさそうだもの。


総ちゃん、って呼んじゃう仲だもの。







彼女以外、なんだっていうの?



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