流れていく周りの風景




目の前には、好きな人の背中









ちょっと、落ちないようにという理由をつけて、沖田にしがみついてみる







「おい菊子」



『はいっ』




やば、おこられる?






「そっちじゃなくて、逆をむいてなせェ」





『?』




「寝癖、直るから」





気にしてくれたんだ

うれしい







まだ、しがみついてていいのかな?



言われるまで、もう少しこのままで。








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