「早く乗れィ、アンタのせいで遅刻するのはごめんですぜ」
『のっていーの?』
「おー、できるだけ体重は軽くしてくだせェ」
『じゃあ大丈夫だ』
「ほー」
それでですかィ、とわたしの全体を見てから、鼻で笑う沖田
こ、このやろー・・・っ
内心ムっときながらも、自転車の荷台にまたがるわたし
『しゅっぱーつ!』
「昼休み、やきそばパンおごりで」
『やだ、ちょっと降ろして』
「降ろしやせん」
一気に自転車を加速させられた
それじゃあ足で止めようとしても、きっと転んで痛いことになる
それか靴が脱げる
わたしは大人しく、焼きそばパンを買うことにした
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