「なんでィ、やっぱりいんじゃねーか」
『え?!』
そこには、さっき聞いた江戸っ子口調。
窓からひょっこり顔を出している
『ふ、不審者・・・!!おまわりさーん!!!』
わたしが大声で叫んでいると、しーっと指を口に手を当てられた
うっかり黙ってしまうわたし
「残念、俺がおまわりさんなもんでね」
よく見ると、その人は見覚えのある制服をきている。
(・・・真撰組・・・!)
「アンタ、桂小太郎を知ってやすか?」
だれ、それ?
『いえ、知りません』
2人の間に流れる沈黙
「・・・。そーですかィ、じゃ、帰りまさァ。」
邪魔したな、といって窓から帰る江戸っ子さん。
(・・・なんだったの?)
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