只今、第七師団、週に一回のミーティング中です。
どうせ任務あるのは阿伏兎さんたちだけでしょ、
わたしはお留守番組だもの
あーあ、今週はなにしようかなー
なんか前にもこんなことあったな・・・
あ、毎週思ってるからだ。
そんな感じで毎回のごとく若干やる気なく団長の話を聞いていると、団長と目が合った
「そんなだるそうな月子に、再び初任務だよ」
『・・・! ついにきた・・・!』
「あり、今回はあんまり嬉しそうじゃないね、どしたの」
『次はわたしが怖がるものだって団長いってたんで・・・!お相手はトラですか、ライオンですか?』
「残念、豹だよ」
わー!豹!
豹ですか!
やっぱり肉食ですか!
『もちろん、団長もついて来てくれるんですよね?』
ヒマだったらいってくれるっていってたし。
「いや、今回は俺はいかない」
え?
じゃあなんのための肉食?
一人で死んで来いってこと?
俺がわざわざ見取ってやる必要もないってこと?
そんな、あんまりじゃないですか!
『・・・わたし、最期は団長の腕の中って決めてるんです』
「・・・なにいってるの月子」
うわ、そんなあからさまに嫌な顔しないでください、今はやさしく微笑んでください
「今回の任務は、残念ながら死ねないよ、護衛だからね」
『あぁ、護衛ですか。・・・え、わたし一人で?』
「なんなら阿伏兎をつけよう」
「オイ、俺はこいつのお守りか」
『ちょ、阿伏兎さん、お守りなんてひどい!』
てゆうか団長は本気でついてくる気ないんですね
もういいです、きっちりばっちり任務こなしてみせます
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