「オイ、月子。もう出発の時間だ。団長よんでこい」
『はーい』
「時間がないから、走っていけ』
『はーい』
「でも転ぶなよ」
『はい!』
わたしは、転ばないように気をつけながら、団長の部屋へ走った
今日は、大事な任務の日です
まあ、任務って言っても商談がメインで、ほとんどは阿伏兎さんたちの仕事。
阿伏兎さんたちのお仕事に興味のあったわたしは、阿伏兎さんにお願いして、一緒に連れてってもらうことになった
そしたら団長もついてく、なんていうので、今日はみんなで仲良くお仕事!
と思った矢先、団長、寝坊です。
しかも、時間になってもおきてこない、最悪のパターン・・・
―コンコン
『団長ー!おきてますかー?』
部屋の中は静かだ
(まだねてるのかな)
自分で行くっていったのに、まったく団長は困ったさんだ
『団長ー!入っちゃいますよー!』
・・・
返事が無いので、わたしは部屋に入ることにした
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