春雨に届く荷物は、一度“受入所”ですべて受入を終えてから、危険物が入ってないか確認をして、本人に渡されます。


めずらしく受入所から、わたしへ連絡が来たので受け取りに行くと、そこにはダンボールが1箱。


なんだろう、と思って中身を確認すると、中には巨峰と梨とりんごがダンボールいっぱいに入ってました。



差出人は、万事屋、と書いてある。





(銀ちゃんたちだ!)




ずっと連絡が無かったから、忘れられちゃったかと思った。


ちゃんと覚えててくれてたんだ、とちょっとほっとしたのは内緒です。





果物と一緒に手紙も同封されていた。




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ひさしぶりアル!神威に意地悪されてないアルか、私心配ヨ。
帰ってきたくなったらいつでもいうアル!すぐ助けに行くネ!


元気か?銀さんがじゃんけんで負けたばっかりに、お前がそっちにいくことになっちまって悪いと思ってる。
まあ、風の噂で、お前と神威がうまくやってるって聞いてるから、心配はしてねぇけどよ。
もし本当に辛くなったら言ってこい。迎えにいってやるからな。


月子さん、大丈夫ですか?宇宙じゃあフルーツなんてあまり食べられないでしょうから、少しですが送りますね。
姉上も月子さんのこと気にしてましたよ。たまには地球に帰ってきてくださいね。


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(・・・ありがとう、銀ちゃん、神楽ちゃん、新八くん)





久々に、みんなに会いたくなってしまった。





遠く離れてても、やっぱりみんなが大好きだ。


・・・1年も連絡が無かったのが、少し気になりますが。






(・・・あんまり深く考えるのはよそう・・・)





ずっしり重たいダンボールを持ち上げて、私は自室に向かった。






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