そんなこんなで嘘ばっかりの会話をしながら、目的の場所についた。







かまっ娘倶楽部です。










ついて早々に襟をつかまれ、阿伏兎さんに壁に引きづられる。



「オイ、お前さん?失礼の無いところって俺いったよな?」



『いやあ、かぶき町を見ていただくにはまず四天王である西郷さんに会っていただいたほうがいいかと・・・いたたたた!』




ちょ、肩を持つ力が強いって阿伏兎さん。


骨折れちゃいますよ!!









「ほう、オカマバーか。興味あるな」




トラさんAの意外な発言。




それにやんわり頷いているトラさんBC。







あら、なんだか好評じゃない?





それを聞いて微妙な顔をする阿伏兎さん。






『・・・とりあえず、入ってみます?』





私たちは、入店することにした。







―カランカラン




『こんにちは!』




「あらー!月子じゃない!久しぶりー!!」



「きゃー月子!ずいぶん見ない間にきれいになって!」



『いやいや、アゴ美さんのほうがきれいですよ!』



「んもう!月子ったらお上手!」




何を隠そう、皆さんと友達のわたし。




ほかの4人が置いてけぼりになる前に、紹介をしよう。









『そうそう、今日はお客様を連れてきたんです。』




トラさんABCと阿伏兎さんを紹介しようとすると、オカマさんたちの阿伏兎さんを見る目が半端じゃなくアツイ。






「キャー!!!!男前!お名前は?!」


「あ、阿伏兎だ・・・」


「いいお名前ね!ドキドキしちゃう★」


アゴ美さんが話しかけたのをきっかけに、わらわらとオカマさんたちが阿伏兎さんにつめよる。







おおぉ・・・阿伏兎さん大人気だなー・・・



いや、素敵なのはわかります。



実際かっこいいよね、阿伏兎さん。






でもみんな忘れてない?












トラさんABCのこと。



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