「試しに告白してきたら?」
前髪をとかして満足そうな団長が、意地悪な顔でいってきた。
なんなんですか、わたしの好きな人、団長知ってますよね?
なんでそんな意地悪なこというんですか。
『団長、すきです』
でも、とりあえず言ってみるわたし。
「冗談は顔だけにしてヨ」
にこっと笑って、さらりとかわされた。
わかってはいたけど・・・!
わかってはいたけど・・・!!!
『ほら!団長が前髪とかしてせいですよ!!』
八つ当たりをしてみるけど、団長に効果が無いことは知っている。
っていうか、わたしが団長のこと好きなの知ってて、団長がわたしの前髪とかすってことは、もう俺を諦めろってこと?
え、そうなんですか?
そういうことなんですか?
団長は、すごいね、これは本物だ、なんていってケラケラ笑ってる。
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