地球へついた私たち





久々の地球!そうだ、わたしは地球人だった!


少しの間忘れかけていた、土を踏む感触!


すんだ空気!


かぶき町!ただいま!






なんて、懐かしがっているわたしを置いて、どんどん歩いていってしまう団長と阿伏兎さん。






『ちょ、まってくださいよ!』





「月子おそい、さっさとすませてご飯食べるよ」





(ご、ごはんメインですか・・・!)





そんなことだろうと思ってたよちくしょう!


でもいいんだ!ついて来てくれるだけで、幸せだって思えるから!












さっそくかぶき町で一番おしゃれな着物屋さんについたわたしたち






「月子のは俺が選んだげるね」



『あ、ありがとうございます』



(団長って結構服決めるの好きだなー)





あれ、団長、そっちはペットコーナーですよー?




なに?

なんで犬の選んでるんですか?



ちょ、遠くで私と犬の服を合わせたりしないでください





なになになに?




「月子、これがいいと思うんだけど」




『いやいやいやいや!それ犬用ですよね?!』



「月子も同じようなもんでしょ?」



『全然ちがいますから!人用でお願いします!』




ちぇ、なんて口をとんがらせて、かわいいですけど、やってること全然かわいくないですからね。





[ 4/8 ]

[*prev] [next#]


[Dream Top]




BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -