(?!)
びっくりして一瞬体に力が入る。
そろりと明るい床をみやると、団長と思われる足がスタスタとこちらへ向かってきて、ドサっと上で音がした。
ドキドキと冷や汗をかきながら、なんとも出るに出られないこの状況。
なんでベットの下にはいってしまったんだ私。
なんにも悪いことしてないのに、ここで見つかってしまったら、普通に変態だ。
ただでさえ、普通の部下だと思われていないのに、これ以上自分で株下げてどうすんの!
うーん、と静かに悩んだまま、どのくらい時間がたったのだろうか。
団長は、いまだにベットから動く気配はない。
そういえば、団長はこの部屋でひとりでいるときは何をしているんだろう。
ガランとしたこの部屋にあるものといったら、冷蔵庫とTVとテーブルとソファくらい。
ちょっと、わたしの知らない団長が知りたくなって、わたしは息を潜めた。
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