目の前に飛び込んできたのは、









荒れた部屋













壊れた窓












そして











「あれ、どうしたの月子?」











ケロリと笑顔な団長

















『・・・?!』












状況が飲み込めないわたしと












状況が飲み込めていない団長












お互いの目を見合わせて、頭に?マークを浮かべるわたしたちの後ろから、阿伏兎さんが現れた












『阿伏兎さんどういうことですか!団長元気じゃないですか!』









「なにいってんだ、お前さんが話も聞かずに走り出したんだろうが」












それになにも反論できずに、うぐぐと言葉につまっているわたしに、団長は、元気じゃないよ、といって右腕を上げた











さっきは角度的に見えなかったが、団長の右腕には包帯が巻かれていた





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「見えない臓器の名前は」
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