それからわたしは部屋に戻って、普通にTVをみたりしていた。


七夕気分ゼロ・・・っ


でもいいんだ、団長に浴衣をほめてもらえただけでもう十分!






なんだか眠たくなって、お昼寝でもしようかと考えていたら
突然部屋のドアが開いた。



「月子」


『あ、団長』


もう部屋をいきなり開けられるのには慣れました。





「ちょっとおいで」



ひらひらと手招きをされた私は、団長の後をついていく。







団長の部屋が近づく


・・・・またこの前みたいにこわいTVでも見せられるのかな、やだなあ・・・





―スタスタスタ




団長の部屋を通り過ぎるわたしたち



『あれ?』


「なに」


『団長の部屋じゃないんですか?』


「え、俺の部屋にきたいなら、それでもいいけど?」


あ、ちがうんだ


『いえ、大丈夫です』


わたしはあわてて返事をして断った。









わたし今、ぜんぜん知らない廊下歩いてる。

団長とはぐれたら絶対迷子だ・・・!

絶対離れないようにしよう・・・!








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