ケーキを机の上に乱暴において、バタンとベットに倒れこむ。





あーあ、なんであんな可愛くない言い方しかできなかったんだろう。




ドアには一応、鍵をかけておいた。



もしかしたら、団長が追いかけてきてくれるかもしれない、なんて思っての行動。



こんなときまで、なに考えてるんだか。



わたしったら、相当少女マンガが好きみたいだ。











どこからも遮断されたわたしの部屋。



だれとも繋がっていないこの空間。




今では、唯一窓から光が差し込む宇宙からも、遠く見放されているような気分だ。










少し期待していたドアを開けようとする音は、いつまでたっても聞こえない。






いつだって、期待してもそうはならないのが、わたしなのだ。















宇宙の淡い光が部屋の中をゆっくり溶かして、まどろんでいく。





(目が覚めたら、団長に謝りにいくんだ)






謝る言葉を思いつかないまま、深い深い、夢の中へ落ちていった。





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