(なんだか、新婚さんみたいじゃない?)
ふと、そんなことを思ってしまった。
美味しい料理をつくる奥さん(わたし)と、それを美味しそうに食べる旦那さん(団長)。
・・・素敵、いいじゃない!
「ちょっとちょっと、変な妄想はやめてよ、変態さん」
そういって最後の一口を食べて、ごちそうさまでしたと手を合わせる団長
『うぇ?!な、なんでわかったんですか?!』
なに?以心伝心?
団長はわたしの心が読めるんですか?
「顔がニヤけてるし、時々声にでてたよ」
『きゃー、もうお嫁にいけない!』
「大丈夫、最初からいけないよ」
『あ!またそういうこという!』
「だって、俺のとこ以外、いきたくないでしょ?」
『・・・?!/// え、あ、はい!』
「まあ、俺はアンタをもらう気はないけど」
『わたしは行く気満々ですから、覚悟してください』
「でもまあ・・・
もし君がずっと後ろをついてくるのなら、隣ぐらいに置いてあげてもいいよ」
ずっと後ろで付きまとわれるのはうっとうしいからね、と笑う団長。
『・・・っ/// はい!』
その言葉で、なんだかとてつもなく嬉しくなった。
ずっと一緒にいてもいいっていってくれているような気がして。
団長は、また気まぐれで言ったんだろうけど。
でも、それだけで、わたしは頑張ろうと思えてしまうのです。
◎あとがき
団長は食べる専門だから、作るほうはダメダメなのがわたしの理想です。←
月子さま、最後まで読んでくださってありがとうございました!
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