『だんちょーう、できましたよー』
「おー!・・・これだけ?」
とりあえず先に出来上がったオムライスとハンバーグを出したら、不満の一声。
『まだまだ後から出てきますから、とりあえずこれを食べててください』
わかったー、なんて適当に返事をして、笑顔でハンバーグを頬張る団長。
か、かわいい・・・!
なになになに、写真に収めたい・・・!!
口にケチャップついてますけど!!
かわいすぎやしませんか!!
あんまり見てると怒られそうなので、泣く泣くわたしは厨房へ戻る。
『団長、これでおわりです』
最後の料理を団長の前に出す。
それを笑顔でムシャムシャ食べる団長。
団長の横には、高く積み上げられたお皿たち。
全部きれいに食べてくれている。
それがお腹が減ってるからとりあえず全部食べたのか、おいしいから全部食べてくれたのかはわからないが、作ったものを残さず食べてくれるのは、素直に嬉しかった。
ひたすら食べている団長を、前の椅子に座ってみている私。
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