『もう少したべますか?』
「これってお侍さんたちから?」
わたしの質問は完全に無視して、団長から質問されてしまった。
わたしは、素直にそうです、と答える。
ふーん、と、口を尖がらせる団長に、わたしは首をかしげた。
パチっと目が合った団長は、なんだか不機嫌そうな、悲しそうな顔をしていた。
『団長?どうかしました?』
「やっぱり、地球のがいい?」
『?』
「やっぱり、お侍さんのとこのがいい?」
『??』
「・・・帰りたい?地球に」
『・・・えっ』
わたしは、うーん、と考える。
地球に帰りたくないといったら、うそになる。
そりゃあ地球のほうが、ご飯は美味しいし、銀ちゃんたちもいるし、友達もいっぱいいる。
でも、それより、大事なことが、こっちにある。
『わたしは、団長のそばがいいです』
「・・・答えになってないよ」
そういって団長はクスっと笑った。
つられてわたしもヘラ、と笑う。
「アンタはあれだね、傷つきそうで、傷つかない。頑丈そうで、壊れやすい。まったく、やっかいな女」
『?、どういうことですか?』
「月子はわからなくていいよ」
『えぇ・・・!?』
笑っている団長は、やっぱり綺麗でした。
明日は宇宙の食材で、団長にごはんでも作ってあげようかな。
◎あとがき
なにも考えずに月子ちゃんと団長を動かしたので、なんだかまとまり無いですね、いつものことですが。
このお話は、さっきぶとうを食べていて思いつきました←
月子さま、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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