『もう少したべますか?』




「これってお侍さんたちから?」





わたしの質問は完全に無視して、団長から質問されてしまった。





わたしは、素直にそうです、と答える。





ふーん、と、口を尖がらせる団長に、わたしは首をかしげた。







パチっと目が合った団長は、なんだか不機嫌そうな、悲しそうな顔をしていた。







『団長?どうかしました?』







「やっぱり、地球のがいい?」



『?』



「やっぱり、お侍さんのとこのがいい?」



『??』



「・・・帰りたい?地球に」



『・・・えっ』







わたしは、うーん、と考える。












地球に帰りたくないといったら、うそになる。








そりゃあ地球のほうが、ご飯は美味しいし、銀ちゃんたちもいるし、友達もいっぱいいる。








でも、それより、大事なことが、こっちにある。













『わたしは、団長のそばがいいです』







「・・・答えになってないよ」










そういって団長はクスっと笑った。




つられてわたしもヘラ、と笑う。










「アンタはあれだね、傷つきそうで、傷つかない。頑丈そうで、壊れやすい。まったく、やっかいな女」






『?、どういうことですか?』






「月子はわからなくていいよ」






『えぇ・・・!?』







笑っている団長は、やっぱり綺麗でした。


明日は宇宙の食材で、団長にごはんでも作ってあげようかな。







◎あとがき
なにも考えずに月子ちゃんと団長を動かしたので、なんだかまとまり無いですね、いつものことですが。
このお話は、さっきぶとうを食べていて思いつきました←
月子さま、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



[ 4/4 ]

[*prev] [next#]


[Dream Top]




第4回BLove小説・漫画コンテスト応募作品募集中!
テーマ「推しとの恋」
- ナノ -