・ポッド×コーン+デント・
「はぁ…また…」
コーンは目の前にあるエプロンをみて、本日何回目かのため息をついた。
コーンが手に持っているエプロン。
それはポッドの物。
一通り今日の仕事(とはいってもバトルするだけ)が終わり、脱ぎ散らかしてある服の中にあった物。
デントはきちんと洗濯機の中に服を入れるのに対して、ポッドは服を散らかしたまま部屋でゴロリ。
今日はコーンが洗濯当番。
毎回コーンが洗濯当番の時だけポッドは脱ぎ散らかす。
「言っても聞かなそう…」
ぶつりと呟くとコーンを見上げているヒヤップが心配そうに見ている。
「ん、大丈夫だよヒヤップ」
何年ポッドと一緒に居ると思ってるの。
「あ、コーン」
「デント?どうしたの」
「いや、ヤナップしらない?居ないんだ…」
いつも仲良しなヤナップとデントなのに、ヤナップはどこへ行ったのやら。
ポッドの事はあとにしてデントのヤナップでも探そう。
「手伝うよ、探すの」
「ありがとう、コーン」
そして、探し回った結果。
「ああ!ヤナップ!」
ヤナップは冷蔵庫の前でもぐもぐときのみを食べていた。
「探したよヤナップ!ああ!僕のヤナップ!」
「よかったね、家のなかにいて」
「ありがとうコーン!この恩は一生忘れない!」
「いや、それってある意味迷惑だから」
ぎゅぎゅぎゅっとコーンに抱きつくデント。
それをみてヤナップもヒヤップに抱きつく。
「おい、お二人さん」
「あ、ポッド」
「わ、あ、ちょっ」
ポッドはがっちりと抱きつく二人をべりべりと外し、コーンを別の部屋に連れて行く。
ヒヤップはヤナップと抱き合ったままその場に置いていかれてしまった。
「ポッド…痛い」
「だってよ…」
「なに、嫉妬?」
「うん嫉妬」
「素直だね」
「だって、コーンの事好きだし」
直球。と言う言葉がコーンの頭をよぎった。
「あ、そうだ、服」
「脱ぎ散らかしたの、気づいた?」
「気づくもなにも…!」
「お前の頭の中、俺ばっかにしたくてさ」
「ば、ばか…」
「好きだよ、コーン」
「こ、コーンは…ポッドの事…」
「ねえ!置いていかないでよ!」
「ぎゃあ!」
「デント…」
いい雰囲気だったのに、とデントの後ろからついてきたヤナップとヒヤップはそう思っていた。
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・あとがき・
はじめてかいたポッドコーン
バオップだせなかった、くそう!
コーンちゃんの一人称はコーンだと信じています←