朝の嫉妬。


・デント×コーン・

おきて、おきて。と優しい声が聞こえる。
眩しい光を我慢して、目を開けると、僕が今思いを寄せている人。

「おはよう。」

「ん…」

相変わらずはやいな、と思いながら目をごしごしと服の袖で拭く。
ほうきを持ち、ぴしりといつもの服を着こなすコーン。
持っているほうきでぱんぱん、と僕のベッドを叩く。

「はやく着替えて朝食、食べなよ。ポッドでさえもう起きてるよ」

さささと部屋を掃除しながら僕の隣に寝ていたヤナップを優しく起こすコーンにドキリとした。
あーあ、あんな風に僕のこと起こしてくれればいいのになぁ…。

「なに、じろじろ見て」

「べつに…」

「え?なんで怒ってるの」

「怒ってないよ」

「怒ってるよ、その顔は」

お見通しってか。

「僕の事もヤナップみたいに優しく起こしてよ」

「そんな事でデントは怒るの?」

ぷぷ、と口を手で抑えながら笑うコーンをみて、僕は赤面。

「ヤナップに嫉妬?」

「嫉妬してたって言ったらまた笑うでしょ」

「わ、笑わない、よ」

「あ、笑いこらえてる!」

「ふふっ」

綺麗に笑うもんだから、怒る気なんかなくなった。
ずっと、これからも先、ずっと、コーンの綺麗な笑顔をみていたいな…。

(はやく飯食えよう!1人じゃ寂しいだろ!)
(あ、ポッド)
(忘れてた。)

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・あとがき・

デントコーンも好きなのです

 



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