・ポッド×コーン・
今日のご飯当番はポッド。のはずだけど、先ほどからポッドの姿が見れない。
「ヒヤップ、ポッドみなかった?」
ヒヤップの頭をなでなでと撫でつつ抱き上げると、ヒヤップは首を傾げる。
じゃあバオップはと聞く。
大抵、ポッドはバオップと一緒にいるから。
するとヒヤップは外の庭を指さした。
ヒヤップを抱きかかえつつも庭に出てみるとバオップはヨーテリーと遊んでいる。
「あ、バオップ、ヨーテリー、おいで」
くいくい、と手招きをして呼びこむと、ヨーテリーはすりすりと甘えてきた。
ヨーテリーのスカーフは赤。
どうやらポッドのヨーテリーみたいだ。
バオップにポッドは?と聞くと、ヒヤップと同じく首を傾げる。
「うーん…困ったな」
デントは旅に出ちゃってるし…。
別にコーンがご飯を作ってもいいんだけ、ど。
ご飯とかって問題じゃない。
「コーンを…1人にしないでよ…」
ぎゅっとヒヤップを抱きしめると、苦しいのかきゅーとなく…。
ポッドのヨーテリーも、バオップも心配してくれている。
「ごめんね…みんなが…居るのにね」
ポッドのヨーテリーとバオップ、ヒヤップを抱きかかえ(正直重い)家に入るとポッドがいた。
さっきまで、居なかったのに…!
「よう、どこ行ってたんだよ」
「どこって…」
「探してたのに」
「コーンだって…ポッド探してた…」
「はあ?んだよすれ違ってたのかよ…っていうかなんで泣いてんの」
「っ!うるさい!」
「なに怒って…」
「はやくご飯作れ!バカ!」
(よかった…ポッドもいなくなっちゃうかと思った)
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・あとがき・
さみしいコーンちゃん