※ばりばりねつ造

・デント×コーン・

１回目のキスはコーンが小さい時だった。
場所は病院の庭。
両親が事故にあったと聞いて家から遠く離れた病院に３人で行き、小さいながらもナースさんに両親が運ばれてどこにいるのかを涙をだしながら聞いた。
普段、両親はコーンたちを置いて出かけはしなかった。
けれどその日は両親の結婚記念日で、コーンたちは気をつかいお留守番をしていた、そしたら病院から電話。
両親はなかなか手術室からでてこなかった。
もう、死んじゃうのかな、コーンはそう思ってしまった。
しいん、と静まっている手術室の前にいるのが嫌になって、コーンは走り、走って、病院の庭のベンチに座り、声を出さないようにして泣いた。
ぐしゅっと鼻をすすり、前を見ると、追いかけて来てくれた（もしかしたら探してくれたのかもしれない）デントがハンカチを差し出して立っていた。
そのハンカチを受け取り、丁寧に涙をふく。
ぎゅっとハンカチを握り、デントに、お母さんとお父さんは死んじゃうの？と問うとデントはコーンをぎゅっと抱きしめて、死なないよ、と言ってくれた。
それがとても心強くコーンは自然と笑顔になった。
ハンカチを返すとデントは、コーンは笑ってる方がかわいいよ？とコーンに言う。
ぽかん、とデントを見つめていると、頬に手を添えられ、ちゅっとデントにキスをされた。
それが、デントとした１回目のキス。
ポッドとは毎日のようにしてたからデントにされてもびっくりはしなかったけれど今考えれば珍しかった。
その後、今日の今まではデントとはキスはしてない。

−−−−−−−−−−−−−−

・あとがき・

続きます！

題名は「確かに恋だった」からお借りしました！