※続き
・デント×コーン・
「ありがとうございました」
笑顔で今日最後のお客様を送り出しふぅ、と息をつく。
「あー今日も客が多かったな、疲れたーコーンおちゃー」
コーンだって疲れてるってば、と思いつつ背中にくっつくポッドのお尻をぺんっと叩く。
「ポッド、コーンだって疲れてるんだから離れなよ」
苦笑い気味に喋るデントにどきり、とした。
昨日の夜、あんな昔の事を思い出すのが悪かったんだ。
結局両親はあの事故とは関係なく、天国に逝ってしまった。
こうして成長したコーンたちをみて欲しかった、という思いもある、けれどそんな事考えたらまた涙がでるからやめよう。
「コーン?どうしたの、ぼーっとして」
はい、とデントに渡されたお茶を飲み、ありがとうと言う。
お茶を飲み干し、コーンは皿洗いをはじめた、そしたらポッドが勢いよく立ち上がる。
「あ!」
「なに、どうしたのポッド」
「実はさ、今日デートに誘われてて…」
「は、なにカノジョ?」
「ち、ちげえよ!なんかデートしようしようってうるさいからよ!」
「ポッド、コーンの方ちらちら見ながら話すのやめなよ」
「んだとミドリガメ!」
あーもう、うるさいなとか思いながら皿洗いをしていると気づいた。
ポッドが出かけたらコーンとデントは2人きり…
「っ…」
やっぱりだめ、意識しちゃう、なんで、なんでだろう。
「おーいコーン」
「ん?」
「言っておくけどカノジョじゃないからな!」
「は?なんでそんなことコーンに言うの」
「いや、いやいやいや!なんとなくだよなんとなく!じゃあ行ってくる!」
「うん、行ってらっしゃい」
ばたんっと音を聞き、またコーンは皿洗いに集中した。
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・あとがき・
また続きます!
ポッドくんはコーンちゃんのこと好きなんだぜw
ミドリガメはデントさんのことです←