2回目のキス 2

※続き

・デント×コーン・

「ありがとうございました」

笑顔で今日最後のお客様を送り出しふぅ、と息をつく。

「あー今日も客が多かったな、疲れたーコーンおちゃー」

コーンだって疲れてるってば、と思いつつ背中にくっつくポッドのお尻をぺんっと叩く。

「ポッド、コーンだって疲れてるんだから離れなよ」

苦笑い気味に喋るデントにどきり、とした。
昨日の夜、あんな昔の事を思い出すのが悪かったんだ。
結局両親はあの事故とは関係なく、天国に逝ってしまった。
こうして成長したコーンたちをみて欲しかった、という思いもある、けれどそんな事考えたらまた涙がでるからやめよう。

「コーン?どうしたの、ぼーっとして」

はい、とデントに渡されたお茶を飲み、ありがとうと言う。
お茶を飲み干し、コーンは皿洗いをはじめた、そしたらポッドが勢いよく立ち上がる。

「あ!」

「なに、どうしたのポッド」

「実はさ、今日デートに誘われてて…」

「は、なにカノジョ?」

「ち、ちげえよ!なんかデートしようしようってうるさいからよ!」

「ポッド、コーンの方ちらちら見ながら話すのやめなよ」

「んだとミドリガメ!」

あーもう、うるさいなとか思いながら皿洗いをしていると気づいた。
ポッドが出かけたらコーンとデントは2人きり…

「っ…」

やっぱりだめ、意識しちゃう、なんで、なんでだろう。

「おーいコーン」

「ん?」

「言っておくけどカノジョじゃないからな!」

「は?なんでそんなことコーンに言うの」

「いや、いやいやいや!なんとなくだよなんとなく!じゃあ行ってくる!」

「うん、行ってらっしゃい」

ばたんっと音を聞き、またコーンは皿洗いに集中した。

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・あとがき・

また続きます!

ポッドくんはコーンちゃんのこと好きなんだぜw
ミドリガメはデントさんのことです←






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