※続き
・デント×コーン・
カチャカチャカチャカチャ。
お皿を洗う音しか聞こえない部屋。
逆にそれがいいのかもしれない。
今、2人きりの状態で、デントに話しかけられたら…
「コーン」
「ぎゃあ!」
「うわ、なんで驚くの」
「い、いきなりくるから…」
「いきなりのつもりはなかったんだけど…あ、皿洗い手伝うよ」
「へ…」
や、やばいっ、よ。
2人きりで、しかも隣って。
って!コーンはなんでこんなにデントのこと意識してるんだろう。
「2人でやればはやいし」
にこりと笑ってそう言うデントにお皿を渡し、2人でやることになった。
「ねぇ、コーン」
「ん?」
「昨日、思い出したんだ」
「なにを?」
「小さいころのこと」
びくっとコーンの肩がゆれた。
まさか、デントもコーンと同じこと…
「お母さんとお父さんの結婚記念日の日さ、事故があったじゃない?」
「…うん」
「病院の庭でキスしたの覚えてる?」
「覚え、てる」
コーンがそう言うと、デントはきゅっと水道の蛇口をひねり、手を拭いた。
いつの間にかお皿洗いは終わっていたみたいだ。
「その時さ、告白したのって覚えてる…かな」
「こく、はく?」
しらない、そんなのしらない。
記憶をひっぱりだしてもそんな記憶はない。
そんな大切なこと、なんでコーンは忘れていたんだろうか。
「やっぱり覚えてないかー…」
ちょっとしょんぼりしながらデントは床に座り込んだ。
コーンも床にしゃがみ、ごめん、って言った。
そしたらいきなり抱きつかれ、バランスが崩れて床に押し倒された形になってしまった。
「わ、ごめん…」
「う、ううん…」
バランス崩したコーンが悪いんだ、と言うと、デントはなにやら真剣な表情をした。
「デン、ト?」
「コーンの事、これから先、何があっても泣かせない、僕が守る。」
「へ?」
「そう言って告白したんだけど、やっぱり覚えてないよね」
「コーンはなんて言ってた?」
「本当?って言ってた」
「はあ、小さいころからコーンは疑い症だったんだ…」
全然変わってないんだな…コーンは。
「今だって気持ちは変わってないからね」
「変わってない…?」
「好きだよ、コーン」
「っん、」
押し倒されたまま、コーンはデントに、2回目のキスをされた。
(相変わらずぷにぷに…)
(く、くるしいよ、デント)
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・あとがき・
やっと書き終わった!
デントは昔からコーンが好きなんだけど、ポッドにばっかりとられてるから悔しくて悔しくて我慢ならなくキス!
デントコーンはぁはぁ