小ネタ
そろそろあれを選ぶ時期がやってまいりました。


「赤」
「青」
「「……」」
「赤」
「青」
「「……」」
「赤でしょ!青って安定じゃん!浮気者!」
「青ってカッコいいじゃん!赤って女の子じゃないんだから!」
「かわいいでしょっ?」
「イジメの標的じゃない!」

「なにしてんの?」
「若君のらんどせるとやらのお色が決まらないらしいですぞ」





「わかーわーかーかわいいねぇ」
「昔の清光に似てかわいいわよねぇ」
「!!!!?!?!?」
「主、清光が」
「え?なんで?」
「俺が世界一可愛いよって言ったのに……!」
「今は旦那さんなんだからカッコいいがいいでしょ?」
「やだ」
「?????」
「僕今すぐ出陣したいなぁ」





「にぃに、だっこ」
「お任せを」
「きゃー!」
「私に勝てる者はおりませんぞ、姫。たかいたかい」
「にぃに、たかいたかい!」
「お気に召したいただけたようでなによりです」
「にぃに、まただっこしてくれる?」
「勿論ですよ」
「にぃに!」
「どうされました?」
「にぃにとけっこんする!」
「……ほう」
「だからずっとだっこしてね」
「ありがたき幸せ」手の甲にキス

翌日
「にぃに、だっこ!」
「おや、ちぃ姫。この真作におねだりかい?いいだろう。そら!」
「きゃー!」
「Σ( ºωº )」
「たかいたかい!」
「満足かい、ちぃ姫」
「うん!」
「(^ω^#)ビキビキ」




「シンデレラはしあわせに暮らしました。めでたしめでたし」
「……」
「? どうしましたか、姫」
「はせべはひめのおうじさま?」
「いいえ。ちがいますよ」
「じゃあ、ひめのおうじさまはどこにいるの?」
「さあ、どこでしょうね」
「はせべはおうじさまじゃなかったらなぁに?」
「私は、騎士ですよ」
「きし?」
「姫を一番にお守りするのです」
「おうじさまじゃないの?」
「ええ。ちがいます」
「そうなの……」

「って会話があったことを僕は忘れてないよ?」
「俺も貴様が姫の王子様と認めた覚えはないからな!」
「おやまあ。とんだ小姑だ」
「てしおにかけてお育てした姫をやすやすとやるか!」

「……」
「どうした?」
「おにいちゃん」
「長谷部と青江がどうかしたか?」
「長谷部に嫁が来ないのは、性格が問題だと思うわ」
「……それは本人に言ってやるなよ」

姫→長谷部
若→歌仙
ちぃ姫→一期

清光ぱっぱはみんなのぱっぱであって、教育係ではなっしん。




「そういえば」
「どうした、若」
「なんで一期から歌仙になったんだ?」
「ああ、それはね」
「?」

「ちぃ姫!私と貝合わせいたしましょう」
「うん!」

「あのとおり、妹がいないから生まれた瞬間に」
「なるほど」
「ところで、手が止まっているよ。若」
「二代目は目敏いな」
「お褒めにあずかり光栄」
「和泉守だともっと休めるんだけどな」
「今度彼には少々折檻しなければな」
「いっけね。俺が言ったって言わないでくれよ?」
「言うまでもないと思うがね」
「よっしゃ、俺遠征にでも行ってこようかな」
「待ちなさい。まだ終わっていないよ」
「……俺が遠征に行っている時にしてくれよ」
「さて、どうしようかね」

若→短刀
姫→脇差
ちぃ姫→短刀

若は一期が子育てぶんどった。長谷部は先手を打たれたので姫はすっとんできた。ちぃ姫が産まれたら、姫を育てたかった一期がすっとんでいった。歌仙さんにちゃっかり根回ししてた。若もかわいいけど、男所帯なんだもん。





「さて、諸君。あの時期がやって来た」
「ああ」
「……」
「と、とうとう……」
「もう、か……」
「みんな、準備はいい?」
「ああ」
「もちろんだぜ」
「暗殺なら任せて」
「首落とせばいいんだろ? 楽勝」
「今年もやるぜ!うちのちぃ姫を誰かにくれてやるかよ! 撃ち落せ、見合いの席!」
\( 'ω')/ウオオオオアアーーーッッ!!!
「金持ちは!」
「愛人作る!」
「貧乏は!」
「酒賭博!」
「一般人は!」
「熟年離婚!」
「ちぃ姫に見合う男なんているわきゃねぇ! 手加減はいらない、やっちまえ!」
「おう!」

「あー」
「もうそんな時期かー」
「ママ、彼氏連れてきた方がいい?」
「そうね。今すぐ連れておいでなさい」
「アカン。そらアカンでぇ」
「おとうさん達の餌食になるでぇ」
「あらいつ私が認めると言ったかしら?」
「……」
「……」
「……」
「生半可な男連れてきた日には閨事から仕込むわよ」
「まじかよ」
「逃げろ。ちぃ、超逃げろ」
「迂闊に彼氏つくれない」




「カッコよくてつよぉーい!」
「つおーい!」
「そうだ。つよぉーい!」
「つおーい!」
「お? お前イケるくちだな」
「あい!」
「よーしよし」たかいたかい
「(´∀`*)キャッキャ」

「あれなに?」
「ああ、若が兼さんのマネしてるんですよ」
「弟の将来が心配だわ」
「え?」

弟の若→兼さん大好き。かっこいい!すごい!教育係は燭台切さん。どうしてこうなったと頭を抱えてる。何が悪かったのやら。元々の血とカッコよさへのリスペクトが化学反応して超融合してダメな方に働いた結果。
     
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