バァカ。その人は言いました。弾かれたおでこがヒリヒリします。
「俺より強欲だな」
千年ほど遡ったような眉を顰めて、にやりと笑います。
「だが、悪くねえ。いいんじゃねえの?」
「うそつき」
「誰が嘘なんて言うかよ、バァカ」
また弾かれたおでこが別な熱を持ちました。

花宮夢小説
     
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