喜び
葉が落ちた頃に別れたあなた

来たる年に
葉が舞い上がり
その中で
別れたあなたを見た

夢か現か疑う私に
あなたは私の手を取り
涼しさに温かさを感じる

梅の香りも
輝く鷲の雄々しさも
白い柱も
何もないのに

心に風吹く時を
今は早く来いと
待ちかまえている

あの田の稲が刈られ
甘酸っぱい林檎が実る
民が頬を綻ばせることが合図だと
私は知っている
     
return
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -