眠りの日へ

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突き立てた刃先
このままいけるのかも分からない
腹からひやりと冷たくなるようで

残せるものは何一つとしてなかった
金でさえ、この手は生み出せなかった

ああ、僕は
ねぇ、僕は
このままいったら何も残せない
それどころか
生み出すのは負の物だけだね

それじゃあ、僕は何のためにいくのかな
考えても考えても自己満足

刃先がぴたりと止まる

この先の道をいっても
僕は何も生み出せず
それどころか
理解できないことだとか
わかることができなくて
普通とは違うってことを味わうだけなのかもしれない

仮令、そうだとしても
この道を行くと決めた
そこに言い訳はもう出来なくなる

この道を行くことは苦しい
痛くて
歩きたくない道だ

希望はここにある
希望はここにはない
夢はここにある
夢はここにはない
愛はここにある
愛はここにはない

絶望がここにある
失落がここにある
嫌悪がここにある

欲しいものはいつだって欲しくないものとともにあったね

いつか手に入ると言い聞かさせて
そうしたらこの刃先は私をあちらへいかせないわ
そうしてこの道を行かせて

いつか私はこの道を頑張った、て思い出せたなら
刃先は私を最後にあちらへいかせてくれるわ

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