※誰も報われない
※円堂くん酷い


ああ、円堂くんはどうして。あんな目をして俺を見たんだい?そんな目で見詰められたら俺は勘違いしてしまうよ。彼はあの人の方が良いのだろうに。

円堂くんは俺が君の事を拒めないのを知ってて、寂しさを埋めるように俺の元へきたよね。そんな君は本当に俺の事を好いているかのように振る舞うのが上手かった。
俺の本気の想いを分かってるくせに、自分の想いに嘘を吐く君は、さも俺だけみたいな声で、ハニかむのも得意だったね。
猫の目ですり寄ってきた君が、俺を狂わせたんだ。

あぁ、円堂くん。君はあの日俺の中に誰を見てたんだい?届かない人の代わりに、俺にキスしたんだろう?俺の方が君を幸せに出来る自信があるというのに、目の前の俺じゃなくて遠くばかりを見つめる。そりゃないだろ円堂くん。

あぁ、円堂くん。俺達の偽りの関係をすべて何もなかったことに、俺は出来ないよ。俺には君のすべてが愛しすぎたんだから。

ああ、君はどうして。あんな目をして俺を見たんだい?そんな目で見詰められたから俺は勘違いしてしまったんだ。彼はあの人が良かったというのに。

あぁ、でもね本当は。こんな俺でももう分かってるんだ。円堂くんは俺が好きじゃないだけだ。円堂くんが好きなのは俺じゃないだけだ。円堂くんはあの人が好きなんだ。

ああ、円堂くん。じゃあ、何故、あんな目をして俺を見たんだい?お陰で俺は勘違いしてしまったよ。円堂くんは結局あの人しか見えていなかったのだから。


―――――――――――
阿/部/真/央の「じ/ゃ/あ/、/何/故」

本来の歌詞は全然違います。私が書きやすいように所々変えさせて頂きました。

純粋に円堂くんが好きなヒロトとヒロトのその気持ちを知ってて、あの人への想いを断ち切る為にヒロトと付き合う円堂くん。でも結局円堂くんはあの人しか見えていなかったという切ない話………にしたかったんですけど……!

なんせ私の文才がないため中途半田……げふん、中途半端になってしまったという(泣)

今度はもっと時間をかけて書いてみたいです。

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