※幼なじみパロ



今日は日曜日。
早く起きた俺は、部活に行く為の準備をしていた。途中、ケータイからメールの着信音が鳴り、ディスプレイには"円堂守"と表示されていた。幼なじみの円堂からのメールを開いて読んでみると"今日の部活は休み!"という内容に、はあ?せっかく早起きしたのに何だよ!と思ったが、返事に"了解"とだけ送り、とりあえず俺は部屋に戻った。


で、珍しく今日の部活は休みになったワケで。
久しぶりの休みだが、急な休みに予定がなかったので、まあとりあえず二度寝でもしようかな、と思った俺はベットに潜り込んだ。
しばらくボーっとしてるとだんだん眠気が襲ってきて、瞼が重くなる。俺はそれに逆らえず、そのまま完全に目を閉じてしまった。



今日の部活は休みになったというメールが監督から届いた俺は、残念だなーと思いながらも他の部員にメールを打つ。と言ってもまだベットの上で、しかもパジャマだけど。
ほとんどの部員全員に送り終わり、最後に残すのは幼なじみの南雲だけになった。
ピコピコと南雲にメールを打つ最中に、部活無くなって暇だし、後で南雲の家に行こうかなー、と考えていると、ふと、アイツに連絡しないで家に行ったら驚くかな?、とちょっとした悪戯心が芽生えた。久しぶりのアイツの部屋は、きっと汚いだろう。驚いた顔が早く見たいと思った俺は、逸る気持ちを抑えながら送信ボタンを押した。

……とりあえず、朝ご飯食べて顔洗って歯を磨いて…それから南雲の家行こうかな。
南雲の家は俺の家の斜めにあるから一分もかからない、だけど驚いた顔が見たいのと、久しぶりに部屋に行くのとで、早く会いたい俺は急いで準備をする。テーブルの角に足をぶつけたりドアに頭をぶつけたりしたが、そんなの気にならないくらいウキウキしていた。


思い掛けない休日に


(サッカー出来ないのは残念だけど)
(南雲に会えるならいいや!)
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テーマ「人外ファンタジー」
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